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八ヶ岳 / 赤岳東稜〜大門沢左俣スキー         2010年4月11日  メンバー他1


「三度目の正直」

今年の正月は各地大荒れの天候で、八ッなら何とかなるかなーと、入ってみた。が、そんな甘くなく、二俣すら届かず敗退。 3月連休は天狗尾根から継続で予定していたが、当日朝まで台風並みの大荒れの天気で川俣川の渡渉、稜線の突風により天狗尾根1本で終わってしまった。そして、今回、4月の東稜だけではつまらないので、スキーを担いで、 記録の無い大門沢左俣を滑ってみた。竜頭峰までは山の先輩と一緒です。スキーも良かったが、それ以上の収穫が有った。      PHOTO ALBUM

スキー場上(4:50)〜 二俣(6:30-45)〜 第一岩峰下(8:20)〜 竜頭峰(9:30)〜 真教寺尾根鎖場下(10:15)〜スキー場P(12:20) 

1800m最後の堰堤から上  

                                                          
       

二俣を大門沢右俣に入る

1800mの最後の堰堤から私はスキ―、先輩は和かんに

替える。

二俣上で休憩


今回は車から1時間50分でここまで来れましが、正月は

5時間かかっても、全然届きませんでした。

右俣のデブり帯


八ヶ岳では見たことがない規模です。アイゼンに履き替え

ると脛まで潜り、意外に体力を消耗する。

右俣を200mほど上がってから、左の切り開き状の所

稜に取りつきました。

  積雪期の取り付きは末端以外リスクが高そうですね。

この辺りから霙が降ってきた。

ここを上がると第1岩峰直下にどんぴしゃり。第一岩峰は

右の草付から巻きました。

 直登したいのは山々だが、レマークブーツでは無理か

第一岩峰右のルンゼから巻いて稜上に出た所
第2岩峰下の雪稜
第2岩峰下の先輩

プチラッセルでそこそこ疲れます。

第二岩峰

寒くないが、天気悪いです。単独であれば引き返したかも

しれません。

晴れてれば、気持ちいいでしょ。
  第2岩峰も左のルンゼから巻きました。
 
その出口付近
竜頭峰にて、こんな天気だから山頂はパスです。
真教寺の鎖場のトラバース

鎖場を終えた所で、先輩と別れ支尾根を一つ越えて大門

俣に滑り込みました。

 テレマークスキーに履き替え中、情け無い事にザックを

としてしまった。運良く50m程下の木に引っ掛かって

なきを得たが 今後、気を付けなければならない。

 ルートの情報は無く、懸垂の1−2回は有るだろうと覚悟

をしていたが、板を脱がずに、最終堰堤まで滑る ことが

できた。スキーが上手ければ面白いルートだと思う。

何も見えず、慎重に高度を落とす

この下から沢地形に変わり

幅の無い悪雪で何回ころんだことか

高度を落とすと、粘度の有る雪に変わり、苦労する

                      二俣上

二俣下の樹林帯                   

ここは快適でした

最後の堰堤


ここから40分歩いて車に戻ります。

多分このルートは赤岳最短ルートだと思う。

普通に歩いて竜頭峰まで5時間弱でした。  

 下界は晴れてなかった

今回は単独では無かったが、八ヶ岳で ライトバリエーション+

テレマークスキーを実践出来て、一応、目標達成です。

次は更に+アイスかな。

   

 

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