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白出沢の渡渉部
「入口には入るな!」旨の張り紙があった。雨後は渡れないと思う。
ここで3日分、5リットルの水を汲んで命からがら、稜線まで持ちあげたが、そんなバカな事はしなくて良かった。奥穂、北穂の小屋で売っていたし、北穂テント場近くに雪渓が残っていた。
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渡渉後、右岸の巻き道を辿り白出大滝を巻くと、後は右の写真のようなガレが延々と続きます。
帰りはその右岸の巻き道を見過ごし易いので、注意が必要です。 私はボケーっとしていて、白出大滝にダイブする所でした。行きは何人かに会いましたが、帰りは一人に会っただけで静かな山を楽しむことが出来ました。
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奥穂高岳と穂高山荘
駐車場から6時間20分で到着です。
暑く、重く、くたくたになり穂高山荘に倒れこむ。小屋は大盛況でしたね。
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ドーム中央稜と北壁
縦走路では何人ものハイカーに抜かれる始末。アー情けない。韓国人が多かった。
北穂テン場にテントを張り、ビールの買い出しに小屋まで行くが、最後の登りが応える。
あわ良くば、入山日に北壁も登ろーなんて、思っていた自分が、恥ずかしくなる。
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2日目 (8/12) 第4尾根
北穂テン場(6:45)〜 松浪岩(7:10)〜 スノーコル(9:45-10:05)〜 ツルムの肩(12:00)〜 稜線(13:25-40)〜 テン場(14:10)
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C沢
C沢の下りは悪かった。
何度か岩雪崩を起こしてしまい、先行がいたら大事故になっていたと思う。
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写真の左の大岩はぐらぐらしていた
ここのクライムダウンは悪く思えたので、右手から巻こうとするが途中で、進退窮まる。
ハーケン2枚打って懸垂するはめに。岩が脆くハーケンを打つのにも一苦労する。懸垂中も自分に向けて落ちる落石にはホント生きた心地がしなかった。
この時期に2度と来ることは無いと思うが、後続が居る時は覚悟を決めた方が良さそうだ。
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下部に残った雪渓 |
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C沢右俣をトラバースして、正面の4尾根スノーコルへ
ちょうどこの時滝谷から遡行してくるパーティーが何やら叫んでいた。
どうも、先ほどの落石と言うか岩雪崩に抗議しているようだった。
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4尾根1p目
4尾根自体はC沢下降に比べると、オマケの様なもの。
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Bカンテ
気持ち良いクライミングが続く
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Bカンテから見るCカンテ
Cカンテも難しい所は無い |
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Dカンテへの懸垂支点
最初、上まで上がってしまい、懸垂支点が見つからず、再度戻って岩を回り込んだ所に有った。積雪期用だから、かなり高い位置に有る。
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懸垂後のDカンテ
ここからロープを出す。2pを繋げて50mちょうどで届いた。
岩角がナイフの刃の様になっていたので、8mmロープでの懸垂、ユマーリングは緊張した。
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Dカンテ上部 |
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縦走路に出て終了 |
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辿った4尾根を振り返る
C沢を下って取り付くこと自体不自然で、やはり、滝谷から詰め上げるべき
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テントから見る常念岳
雪渓に埋めキンキンに冷えたビールでクールダウン。クライミング後のこのひと時が堪らないね。
穂高に乾杯!
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3日目 (8/13)滝谷ドーム中央稜
テント撤収(6:50)〜中央稜取り付き(7:30-8:00)〜ドームの頭(11:20-1155)〜デポ回収(12:10-30)〜穂高山荘(14:00-15)〜新穂
高(18:05)
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昨日の事も有り、アプローチに不安が有ったが、杞憂であった。1P目に昨日テン場で話した、関西の夫婦が取りついていた。
関西のクライマーって本当に夫婦漫才しながら登るんですよ。驚きました。
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4p目
漫才パーティーは全て奥さんがリードしていた。旦那はやはり尻に引かれて、頭が上がらないご様子。
上部のチムニーで手こずっていたので、自分は左を攀った。難しくは無いが、岩が脆いので、慎重に攀った。
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4p目を振り返る |
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3尾根から迷い込んだ名古屋のソロ氏
平凡なクライマーとは違う独特の雰囲気を持っていた。彼はまだ24才だという。志が似てるから、妙に親近感が湧いた。
前が詰まっていたので、互いの単独ビレー方法を実演したりして、有意義な時間を過ごした。彼はオーソドックスなスタイルで登っていた。
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ドームの頭にて、ソロ氏に撮ってもらった この後、時間がかかってしまったので、予定していた北壁はキャンセルし、新穂高へ下山する。
天候に恵まれ、3000mでの爽快なクライミングを達成し、充実した3日間になった。
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