白馬岳  / 白馬主稜〜雪倉岳〜朝日岳スキー      2006年5月4日−6日


 猿倉から白馬主稜をテレマークスキーを担いで白馬岳へ、その先、雪倉岳、朝8日岳を滑り、ぐるっと回って猿倉に戻った。          map      photo album


        5/4(晴)    猿倉(6:10) 〜 主稜 〜 白馬岳(12:15-13:00) 〜  柳又谷〜雪倉避難小屋(14:50)

白馬主稜下部 

 


下部から見上げる主稜

トレースバッチリで高速道路状態 。前方には5パーティー位いる。                 

「知らぬが仏」

写真撮ってる場合ではなかった。

背後の雪壁が突然パックリ。

クライマックスの雪庇越え

暑さと重荷で少々ばてたが、いつのまにか山頂直下に到着てました。先行パーティーに聞て初めて知ったのです。この雪庇の切れ目を抜けて左に10m歩くと白馬山頂です。ステップはばっちり切られているが気温が高く崩れそうで気持ち悪い。

 両手足で力を分散し、セッペキを刺激しない様にだましだまし攀じ上った。左手にスノーバー右にピッケルを握って。

山頂の雪庇と杓子岳

小屋から見る旭岳東面

この先難しいところは無さそうなので、山頂下の小屋陰で
登攀余韻にひたりゆっくり、昼飯を頬張る。

小屋裏からお楽しみの柳又谷に 滑り込む

広大な雪原を一人占めできて、カンドウ

振り返る旭

旭から主稜線北西面に囲まれた一帯は広大な斜面が広がり
キーヤーにはたまりません。

景色も日本離れして素晴らしい。

また振り返ってしまった。
その先は雪倉へと続く
 ここのトラバースは緊張した。

トラバースを終えると雪倉岳が見える

雪倉岳下のコルに着くと立派な避難小屋が有った

初日に雪倉は越えておきたかったが、小屋の中を見ると、
誰も居なく、しかも、トイレまで有り快適そう。ちょっと早いが今宵の宿にする。 

 

避難小屋から清水岳方面の眺め

外でウイスキーをチビリチビリやって、まどろんでいると、日没前に、コントの様に次々と2パーティー 10人が入ってきた。

 1パーティーは栂海新道を行く中高年4人のスキーヤー  で、もう1パーティーは雪倉から蓮華温泉に行く地元のスキーヤー6名で遅くまでうるさかった。肩身の狭い私は隅っこに避難して早々にシュラフに潜り込む。

やっぱり雪倉を越えておくべきだった

2日目   5/5(晴・強風)                       

避難小屋(7:25) 〜 雪倉岳(8:10) 〜 朝日岳 (11:40-12:10) 〜 振り子沢出合(15:15)

雪倉から白馬岳を振り返る


遅い7:25の出発になってしまった. 朝 は風が強く、雪倉への登りは岩に しっかりつかまりながらでないと飛ばされそう だった。    

雪倉岳からは北面を滑り降りた。ここも快適な斜面であっ

こで、男女2人にすれ違う。

赤男山から見る朝日岳

早朝出て行った4人をここでパス   

朝日の山頂で昼飯後、瀬戸川に向けて滑り出す。ここも広大な斜面で素晴らしいが、雨溝が深く、滑りはイマイチだった。

瀬戸川に架かる橋

ここから乗鞍に取り付こうと思っていたが、ルートがはっきりしない為に蓮華温泉経由にする。

 ここを渡った後の登りは堪えました。朝日に余り入らな い理由がなんとなく分かりました。    

やっと、蓮華温泉が見えてきまた。

本日は緊張感が無かったせいか、異常に疲労感を感じる。

振り子沢出合で今日はおしまい。

 

  3日目  5/6(晴)

BP(7:10) 〜 大池(11:05-11:40) 〜 小蓮華手前(13:00-25) 〜 金山沢 〜 猿倉(14:25)

                滑り下りた金山沢を振り返

乗鞍岳から小蓮華の途中の稜線から金山沢に滑り込む。広大な斜面で素晴らしいが、もろ南面で雪はグサグサでスキーは楽しくない。転倒しないしない様にただ、下山スキーに徹する。

        今回の辿ったルート

が歩きで水色がスキー。GPSの軌跡は中々美しいが、二泊するようじゃだめ。鑓まで伸ばせれば本当は良かったが、後半ばててしまって叶わなかった。そのうち杓子双子尾根とセットで行くつもりでいる。 

 

 

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