甲斐駒ケ岳 / 篠沢七丈瀑 アイス              2010年1月11日−12日


連休に西坊主沢に入いる予定で黒戸尾根を重荷に喘いで登って行くと、刃渡り先ですれ違った人たちに「黄蓮谷は埋まってますよ」と言われたので、5丈小屋跡にテントを張り篠ノ沢七丈瀑に転進してみた。           PHOT ALBUM

       1/10(晴れ) 駒ヶ岳神社(6:45)〜黒戸尾根5丈テント(11:10-11:50)〜七丈瀑(12:30-1540)〜5丈テント(16:30)

6丈のつり橋下

5丈にテントを設営後、ギアを持って偵察に出かける。

 蓮谷からの転進と思われるパーティーのトレースが有りました。雪が多いと雪崩要注意。

アプローチ途中の氷瀑 

つり橋から15分で七丈瀑(100m)が姿を現します。ちょうど先行パーティーが3p目に見えます。

 

100mの垂壁を想像していたが、どちらかといえば、スケールの大きな滑滝を少し立たせた、と言ったところか。

 今シーズン初アイスでも、大丈夫そう。たぶん。偵察のもりであったが、ロープ、ギアを持って来たので、登る

とにした。時間も無いのですぐに取りつく。

時間が押してるのでノーロープで50mほど一気に上がって一休みする。下を見下ろすと、すごーい高度感。悩むところだが、やはり、ロープを出そう。

 20?のアンカーを捩じり込み、そこにショックアブソーバーを介してロープ末端を固定する。

先行パーティーが懸垂で降りていくとこ ろ。



この辺りは水が流れていて一瞬にしてロープがエビ天状態
になり、ビレー器にスタックして繰り出しにくい。

 
終了点から上部を望む

終了点から振り返る


1pでは僅かに届かず、中途半端な2pになってしまっ
た。

 ユマーリングに通常使用するトゲトゲ系のアッセンション、クロール、ロープマンなどは氷が詰まって全く使い物にならないので、気を付けなければならない。今回はルベルソをアッセンダーに使った。

取りつきからの眺め

登攀を終えて記念撮影

登攀ライン(真ん中)の懸垂はロープが氷付き、回収でき
ませんでした。左岸だとOKです。

 傾斜が緩く難しい部分は無かったが、憧れの七丈瀑を攀る事が出来てうれしかった。ただ、登攀後、6丈吊り橋までの登り返しはきついですよ。

 アプローチに6時間かけた割には「ちょっとな〜」ってじです。出来るのかどうかわからないが、山頂まで上りめるのがおもしろそう。

5丈のテントから見る七丈瀑

日帰りにしても良かったが、せっかく持ち込んだ食料、酒
をたらふく食らって、一晩ぐっすり寝てから下山しました。

下山途中、刃渡りから見る、雲海に浮かぶ八ヶ岳

 

 

 

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