北ア  /  前穂4峰北条・新村ルート          2008年9月14日−15日


  明神東稜に行く山の先輩の車に便乗させてもらい前日深夜に沢渡入りする。                  PHOTO ALBUM

        9/14(晴れ) 上高地(5:10) 〜 奥又白池(9:25-10:00) 〜 取り付(12:50-13:10) 〜 3−4コルBP(18:10)

明神岳

沢度で朝一のタクシーに乗り、上高地に。誰もいない上高地は本来の姿を取り戻している。

 先輩二人とは明神館で別れ、一人奥又を目指す。



 

梓川に架かる新村橋を渡る

天気は急速に回復して来た。

奥又白の池

すぐ下に水場がある。

前から一度は訪れてみたかった奥又白はアルプスらしいい景観そのものだった。

 年老いて岩登りが出来なくなった時にはテントを担いでゆっくしてみたい。テントは3張り有った。

奥又尾根の草原と前穂4峰
奥又池上の素晴らしい景色

前穂高岳4峰正面壁全景

最初、奥又尾根からのアプローチを行くが、奥又トラバースポイントが分からずに右往左往する。

 結局分からず、深みに嵌る前に、池下に戻り、奥又沢を詰めた。その間、1時間のタイムロスで、登攀開始が13時になり今日中に3−4のコルまで行けるのか不安にった。先行パーティーがハング辺りに見える。辺は岩雪崩が頻発していた。

 C沢への入口は雪が切ていて、その落石地獄をトラバースせねば緊張の連続だった。

C沢 

C沢に入りすぐにチョックストーンが確認できる。の下を右にトラバースして右上すると、北条新 村ルトの取り付きに着く。

この草付を右上する。先ほどのパーティーのセカンドが突然、落石、悲鳴とともに落ちてきて、ハング下にぶら下がってしまった。

 暫く登り返せず、もがいていが無事だったようだ。

北条・新村ルートの取り付き

3pまではバンド状を右上する。

ロープは出さなかった。

核心の4p目ハング帯

下は大テラス状になっていて高度感は無く、
難しくは無かった。

そのユマーリング
4p目テラスから振り返る奥又白

5P目は正規のルートではトラバース後カンテを直上そうだが、カンテ手前のお助け紐に騙されそこがってしまった。それが大きな間違いだった。

 このピチのトラバースの懸垂、ユマーリングは時間、体に、浪費してしまった。その先は傾斜が緩んできたで、靴を履きかえ、ロープを仕舞、適当な所を4峰ピーを目指して登るが、どっこい、直登は許してもらえなかった。

 3峰側を大きくトラバースして3−4コル着いには日没寸前だった。1日で前穂まで届けの仲間がいる、明神岳経由で下山しようと思っいたが、そうあまくない。

2日目 9/15(晴れ)  3-4のコル(7:10) 〜 前穂高岳(8:00-8:20) 〜 岳沢小屋跡(9:45-10:10) 〜 上高地(11:20)

3−4コルに張ったテント

涸沢

昨晩は寒さで、夜中に3度目を覚ます。朝起きる、6時半になっていた。慌てて、パッキングをませ、7時過ぎに3峰に取りつく。

 貸し切りなでロープは出さなかった。朝から天気が良く、000m峰に囲まれたクイミングは贅沢なひと時だった。2峰の下りはちと危なかた。             

前穂山頂から望む屏風の頭

前穂山頂に立つと、今までの静寂が嘘のように、老若男女でごった返していた。

 バリエーションを辿った者味わえない、このギャップが実に心地良い。大石に横たわり、上高地から辿ったルートを目で追いながら、朝メシのカロリーメートチー頬張る。

紀美子平から見る三本槍、明神岳

奥又白池も見えます

下山は多くの登山者に混じり岳沢経由で、上高地に下山し会の仲間と合流する。

 

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