aa
以前、何回か、他ルートとの抱き合わせで計画しましが、実現することが出来なかった夢幻沢大滝にやっと行く事が出来ました。
photo album
美しの森Pで外国人2人が話しかけてきた。
ワンビバークで旭東稜に行くらしい。林道から見る権現岳と旭岳
出合小屋周辺の雪は少ないアプローチ途中で、権現岳、旭岳を敗退してきたパーティーに会った。
稜上はラッセルが酷かったそうだ。
旭東稜取り付きから先は当然といえば当然でしょうが、モナカ雪ラッセルで、思うように埒があきません。
雪崩、落石にも気を使います。
左上が上ノ権現沢本流
前に起きた雪崩
垂直部分は12m位でしょう。左が弱点になるだろうが、後で後悔しないためにも、真ん中を攀る。
氷は柔らかく、一発で、アックス、アイゼンが決まり、スクリュー4本でアッという間にクリアー。その上は傾斜が落ちるが、新雪が乗り、雪崩そう。
30m上がった左岸の灌木でピッチが切れるが、強引に伸ばしたら、終了部の大木には5m届かなかった。
辺りは懸垂支点になるようなものは何も無かった。仕方ないので、左岸にトラバースし雪を掘り起こして這松の根っこを掘り当てた。
懸垂下降を終えて、ロープが登攀ラインです4時間のアプローチで、たった30分のクライミングなん てばかげてると思ってしまうが、たまにはこんなのもいい。
出合小屋まで降りると、朝あった外国人パーティーが下山準備をしていた。どうも尾根まで上がったがラッセルがきつく敗退したそうだ。たぶん?。
明日の天気も約束されているのに何で?と思ったが、その軟弱さが微笑ましく思えた。「日本の山が大好き」とも言っていた。