谷川  / 武能岳西尾根 〜 武能沢スキー             2006年3月26日


以前、朝日岳から見た武能沢は山頂から一直線に落ちる素晴らしいスキールートに見えた。で、今回、武能岳西尾根経由で行ってきました。 photo album

土樽駅(5:40) 〜 西尾根取り付き(6:45) 〜 武能岳(10:05-20) 〜 土合駅(11:50)

前日、土合駅に車をデポして、20時の最終電車に乗る。
隣の土樽駅で降りるつもりでいると、乗車してすぐ、車内アナウンスが「冬季は雪崩の危険があり湯沢まで停車しない」と言ってる。気の弱そうな車掌に「降ろしてくれ」と頼んでみたが、ケンモホロロ。仕方なく、湯沢からタシーで土樽駅に戻る。

 8畳ほどの狭い無人駅舎に入ると顔面血だらけの男が一人、椅子に横たわっていた。何も、茂倉岳から滑降中誤って転倒し、暫く気を失ってしまった、とのこと。見た目ほどのダメージは無かったようで何よりだ。1時間ほど酒飲んでシュラフに潜り込む。

昨晩は何度となく、トイレ目的で入ってくる人のスキーブーツの足音で起こされるわ、貨物車がうるさいわで、睡できず、すこぶる不機嫌のまま駅舎を後にする。

 途中まで蓬沢を行くトレースをが有った。西尾根取り付きは末端の急斜面からとりついた。藪漕ぎ、ぐずぐずな雪に加えスキー板も藪に引っかかり、気が狂いそう。下部尾根はまだセッピが張り出していて、踏み抜かないように気を使った。中間部ではオコジョが足元をちょろちょろ動き回り楽ませてくれた。

              真ん中辺りから土樽を見下ろす

山頂手前のちょとした痩せ尾根

正面が西尾根の頭、右が武能岳  

上部から振り返る

右が一ノ倉岳

最後の草付は氷化していて、

アルミピッケルでは少々不安。

蓬峠方面
万太郎と仙ノ倉
武能岳

山頂直下から武能沢を降りる。

頂直下は急斜面の

アイスバーン怖かった。

               

湯檜曽川まで一直線です。

この辺から斜度は落ちて、緊張感から解放されます。左の白樺沢からのトレースが入ってきました。

 その先からは傾斜は落ちますが、快適な斜面が湯檜曽川まで続きます。

このルート絶対おすすめ。プチバリエーションは有るし、山頂から豪快にドロップインできるし、土合橋までのクロカンも楽しめます。それに電車にも乗れるしね。                  

 

inserted by FC2 system