頸城  /  雨飾山南尾根〜スキー      2008年4月20日


 山スキーガイドを見ると、「雨飾はP2までで、その先はクライマーの世界」なんて書いてある。となると、無性に行ってみたくなる。で、P2から先を攀って山頂より荒菅沢を滑ってみようかと行ってみたが・・・。 それにしても、遠過ぎる。photo album


コースタイム

キャンプ場駐車場(6:00)〜P2(8:30)〜山頂(10:20-40)〜P2(11:20)〜北面滑降〜P2(12:40)〜駐車場(14:10)


大海川に降りた所

除雪はキャンプ場まで済んでいた。

適当に左の尾根に取りつくと熊の新しい足跡があちこち一

人だと心細くハーケンを振りながら斜面を登った。

正面のピークがP2

夏道を辿ったから随分遠回りしたようです。

尾根伝いに行けば良かったか。

                       P2からの景色

まだ、誰も居ない。帰りには数人の、スキーヤー、登山者が休憩していた。

P2から見るP1と雨飾山

急にガスが湧きだして、厭な感じがする。

               P1基部からP2方面を振り返る

P2先から右手の荒菅沢を覗きこむと、でかいシュルントが広範囲に、ぱっくりと口を空けてるのが確認できる。見れば見るほど、いや~な予感がする。

 「せっかく来たのだから」という気持ちもあったが、pにスキーをデポすることにした。

 P1取り付きまでのスノーリッジは崩壊寸前で悪かった。特に岩の基部手前10mは不安定なセッピに乗らざるをえないので、ロープを出した。

P1からの眺め。天気も回復してきた

左のルンゼから巻けそうに見えるが右のラインを攀っ
た。50m位でしょうか?足回りはテレマーク靴+アイゼ
ンだったので、慎重に登ったがロープは必要無
かった。

 

途中の残置ロープはこんな感じ

懸垂下降後、回収できなかったのだろう
山頂直下の雪稜

山頂にて

反対の夏道側はこちらとは逆に熊笹の生い茂ったたおやかな山容だ。ギアは下降時にロープのみ使っただけ。なんか、ギアマニアのおっさんみたい。

写真より傾斜は有ります

あっという間に終わってしまったので、P2まで戻り、ゆっくり休憩。ここで、迂闊にも防寒具が入ったスタッフバックを北面に落としてしまった。総額5万円は下らないから簡単に諦めるわけにもいかない。時間も有る事だからスキーで200m滑り降り、辺りを捜索するが、見当たらず、渋々諦めた。

  P2までの登り返しはザラメの急斜面でシールが利か
ず、結構きつかった。今回はプチバリもセッ
トにした、ス
キーだったので、そこそこ満足感は有りまし
たが、安易な
ピストンになってしまった。P2からのスキー
だけで、往復
600キロはちょっと考えてしまう。

 

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